【相談事例】医師が受けた新築ワンルームマンション投資の悪質な嵌め込み事例

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こんにちは。不動産投資トラブル情報局です。

不動産投資を行っていると初心者の方から相談を受けることがありますが、時折悪質な勧誘が行われてる瞬間に出くわします。

今回は相談を受けた内容の中から、新築ワンルームマンション投資の悪質な嵌め込み事例をご紹介します。

編集部

個人や業者が特定されない形でご紹介しますのでその点はご了承ください。

大前提として…

新築ワンルームマンション業界を全否定する意味で公開する記事ではございません。

目次

相談者

  • 関東圏在住
  • 40代医師
  • 不動産営業との出会い:同僚からの紹介

1R悪質な嵌め込み方① 自社物件が競合物件になっている

物件や不動産会社名は伏せますが、ある程度有名な不動産会社が販売する新築ワンルームマンションでした。

悪質な会社というよりは、あまり不動産に詳しくない方であれば魅力的にみえる会社だと思います。

今回ご相談いただいた物件は、現時点で物件そのものに問題があるというよりは、今後破綻しそうなリスクが潜んでいました。

というのも、ある狭いエリアに不動産会社が自社物件を建てまくっているのです。

相談者さんが提案されている物件は完成していましたが、その物件から徒歩1分の距離に巨大なマンションを建設していました。

1棟マンションが建設されているといっても、10部屋くらいの小規模マンションが建設されているのと、100部屋以上の規模では話が異なります。

そのマンション以外にも徒歩圏内に多数の自社物件があり、数駅範囲となると完全に供給過多で需要と供給が持つはずがありません。

他社物件と競合になるのであればビジネス上仕方ない面もありますが、自社物件を競合にできる会社の考えは1つしかありません。

相談者にはこの会社の動きから読み取れることをお伝えし、極めてリスクが高い点をご説明しました。

1R悪質な嵌め込み方② 都合の悪い話は言わない

この不動産会社の物件は、竣工から数ヶ月経過しても半分程度しか入居が決まっていない物件がありました。

近隣物件の建築状況や入居状況を営業マンから説明を受けているか確認したところ、徒歩1分の物件が建築されていることすら知らない状況でした。

不動産業界は都合の悪い話を言わないのは普通のことなので驚きはしませんが、購入者にとって大きなマイナスとなる情報を言わない営業を信用してはいけません。

不動産会社自体がそういう社風なのか、独自の営業スタイルなのかは分かりかねますが、購入者が知識のない方だからこそ少なくともこの営業とは関わらないほうが良いと思いました。

1R悪質な嵌め込み方③ 平気で嘘をつく

不動産業界は平気で嘘をつく人が多いのも特徴です。

今回の営業も平気で嘘をつくタイプの人でした。

営業

数年後必ず高く売れるよ!相場は〇〇円だから数百万円儲かるよ!

と言って勧誘していたようです。

相場と言っていた金額は架空の数字を当てはめたものであり、取引実績と比べると数百万円盛られた数字でした。

必ず儲かると勧誘するのは宅建業法違反に該当しますが、勧誘される側が宅建業法違反だと気が付かなければ契約させたもの勝ちになってしまいます。

大体このパターンは「数年後高く買い取りますor高く売れます」と言った営業マンが退職していて会社は責任を取ってくれません。

まとめ

このように新築ワンルームマンションを売る事だけを考え、嵌め込み営業をしてくる人がいます。

不動産の中には数年後値上がりする可能性がある物件も存在するのですが、必ず値上がりするとは言えません。

仮に本当に値上がる物件だったとしても不動産会社の営業は宅建業者として関わっているため、必ず値上がりすると言って勧誘する事は禁止されています。

不動産投資家間の価値が上がる雑談とは訳が違いますので、営業の勧誘トークには宅建法が関わっていることを知っておくと良いでしょう。

宅建業法を理解していない営業であれば関わらないほうが身のためです。

どの営業と関わるかで不動産投資が成功するか失敗するか左右されるのでとても大事なことですよ!

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